アジ君達の実像

はるきち

2010年06月15日 10:56

以前から、すごく気になっている事が。

自分が普段釣ってるアジの本当の所の 『実像』 というのは、一体どうなんだろうか?? と。

それを考えるキッカケになったのは、やはり 『ヤツラ』 の存在です。

※『ヤツラ』とは、あくまで私基準で28センチを超えるアジ(達)の事を指してます。
  そのサイズを超えてくると、よく釣れる平均的サイズ(これも私的基準ですが20~25センチ位?)
  のアジとは骨格からしてまるで別者のような印象で、更には何か違う種類のアジではなかろうか?
  とすら思えてくる所から、『ちょっと違うヤツラ』 という感じで 『ヤツラ』 と呼んでます。
  単純にそれだけです・・・(^^;)

まず、『違う種類のアジに思える』 について。




この部分に小離鰭(しょうりき)が無いので、やはりマアジですね。マルアジとはここで区別するそうです。





この部分も撮ってみました。

ここも諸説あって、はっきり

分からないんですが・・・

何かの判別になるかな?と。







次に、同じマアジでもタイプの違う種類があります。

●日本列島を大きく北上・南下する大回遊型

●近海地域回遊型

●居着き型

ここが一番の疑問点で、一番正確に知りたいポイントでもあるんですが・・・

以前の私のブログでは、近海地域回遊型と居着き型は共に岸寄りの比較的浅い海域を生活圏としている

事で、この二つを共に 『瀬』、いわゆる浅棚域に生息するという捉え方でまとめて 『瀬付きアジ』 

と表現していました。

しかし・・・ちょっとですね、私も時を経て色々勉強してみたんですが、様々な情報や意見・見解があって

混乱してしまいそうなので、ここではそういった正否を問うのではなく、あくまで 『実像』 としての

彼等を考えてみたいので、今回は私なりに 『マアジ』 について種類分けしてみました。

これは私のオリジナルな考えなので、ノークレームノーリターンで(笑)



①東シナ海辺りで生まれ潮流や季節にのっとり日本ほぼ全土を北上・南下する本気回遊型

②ある地域で生まれある程度の他地域まで季節等によって北上・南下をする他地域間回遊型

③ある地域で生まれその地域を拠点としてごく近隣区間のみを回遊する近隣限定回遊型

④局所的に一つの根とか同一湾内に留まる真の居着き型




①の本気型は、基本沖合いが生活圏で陸っぱりでは不可能な気が。

②は伊豆近海で生まれ東北まで足を延ばすとか。一番疑問な生態形ですが、無いとも言えない気が。

③は房総であれば、外房のみとか。

④は例えば、〇〇根、〇〇湾のみで解決、みたいな。


さて。普段自分が釣っているアジの実像は、この中のどれか。

私的には、③~④だと思ってるんですが・・・あくまで私の感覚的なものなので。

何故だか実際に釣ったアジ君達と接すると、そう感じさせるんです・・・。

で、①~④を見分ける時、一番主観的に見られる体型と体色。

体型には自分の経験からするとかなり個体差があって、実際同じ場所で連続して釣った複数のアジを

見ても、ボッテリと体高のあるヤツと細身なヤツがいます。

しかし、体色は似ているというレベルではなく、根底からいつも同じ場所で一緒にいる 『群れ』 を

感じさせます。

スカリバケツで生きアジをよく観察してみたんですが、背中の金色に見える部分は、まるで小さい金粉が

無数に集まっている感じのものでした。これは、浅い海域を生息圏とするアジの一番の特徴かと・・・。

それを考えると、①~④がたまたま岸に寄って来る時出会って一緒にその場にいる・・・というのは

考えにくく、どうみても同じ場所からそこに来た 『群れ』 としか思えないんです。

では何故、同じ群れなのに体型に個体差があるのだろうか。

もちろん、その時その時で人間のように痩せる太るはあるかもしれませんが・・・しかし。

ここまできて私が一番何が言いたいかというと・・・

①から④の、コラボ。

居着き型といっても、元々は回遊してたヤツがそこに居着いた訳であって・・・

それは、生息環境を超えて紡ぎだす、同種であって異系列のアジ達の同胞讃歌である、と。(妄)

⑤体高のあるヤツは、地域型同士の交配が長いヤツ。

⑥細身のヤツは、最近(一代・二代前とか)地域型と回遊型が交配したヤツ。

で、自分が普段釣ってるのは、まさにこの二種類なんではなかろうか、と。

これなら同じ群れの体型違いにも、遺伝的見解から説明がつきそうな・・・つきそうな?

で、コラボ関連は情報的にも実経験からも、本当にアリだと思います。(きっと笑)

というか・・・逆に、真の居着き型というのは、現在ではよもや幻と化してるレベルなのでは?とも・・・

最近では、環境問題が色々と囁かれている時代・・・海の変化が、目に判る時代。

今、自分が釣ったアジ・・・これは、正直、このアジが生まれてから今自分に釣られるまでの間、

一昼夜欠かさず常に自分が一緒にこのアジと泳いでもいない限り(ストーカー?^^;)、このアジがどこで

生まれてどこを生活の舞台としてるかなぞ、本当の所は判りはせんのだよ、解りは。

というような話になるのでわ・・・?

でも、実際の所アジという魚が海の代表選手であるにも関わらず、その生態に関する実態がこの時代

ですらハッキリと解明出来てない理由も解る気がします。

すいません、長々と書いた割には結局正確にはわかりません(不笑)

よもや・・・泳ぐしか;;^^;;;


あなたにおススメの記事
関連記事